恋のシャッター


「ヒマならちょっと付き合ってくんない?」



「……どこによ?」



「近所の公園っ」



「公園?何で?」



「ちょっとシュート練習付き合ってくれよ」



「シュート練習?何で私が?友達に頼みなよ」



「今さっきバイバイしたのに呼べねーだろ?近所なんだからいいじゃん、俺着替えたらすぐ行くから玄関で待ってろよ?」



「えっ?ちょっと―!」



食べ終えた勇斗は勝手にそう言うと、一旦自分の家に戻る為玄関に歩き出した。



「あっ、そうだ一応暖かい格好して来いよ?」



「……えっ?」



…何なんだアイツ。



何で私が練習に付き合わなきゃいけないのよ。




< 65 / 251 >

この作品をシェア

pagetop