アンティークドール



ポタ


布に吸い込まれるようにして消えて行く、溢れ出す粒


「あ…ぁ…」


「満…君?」


そばにいた雪姫さんは、俺の顔を心配そうに覗き込む



「う…あ……」


脳裏にこびりついて一生離れる事はない母さんの死に様


飛び散った血



横断歩道に散らばる母さんの遺品


何もかもがリアルで



一瞬


現実と過去の見分けがつかなくなる





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