恋愛ゲーム ‐ 生徒会長の狙いは私 ‐
思い当たることが何もなくて少し戸惑っていると、さっきの男の子が私の手からパイプ椅子を持った。
「俺が運んでおくから行ってこいよ」
「え、これだけならそんなに時間掛からないし……
運んでからで大丈夫だよ?」
「遠慮しなくていいから、な?」
「うん…、じゃあお願いするね。でも、今度何かあったら代わりにやらせてね!」
笑みと共にお礼を言う。
ちょっと申し訳なさを感じつつも、私は生徒会室へ向かった。
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