鈍感ちゃん(君)を攻略せよ!
『じゃあ、行ってくるわね』
『んー…分かった。
楽しんでよ!』
ギュッと抱きついた私の頭を撫でて頷いたみっちゃんは、笑顔で中嶋君との待ち合わせ場所に向かって行った。
折角誘ったんだし、斎藤君もオッケーしてくれたんだから!
速く私も、行かないとね。
周りにあるたくさんの店を横目に見ながら、斎藤君と回るのを想像して、早足で待ち合わせ場所に向かった。
『……えーと…変なオブジェってコレだよね』
待ち合わせ場所である、校門近くの水色の変なオブジェを確認して、あたりを見渡す。
約束の5分前。
まだ、斎藤君は来ていなかった。