だから、お前はほっとけねぇんだよ
「ハィ……?」
半泣き状態のあたしに、満面の笑みを見せる莉那さん。
「ヒメちゃん、ウチに泊まることになったから」
「は?」
泊まる?
「って、えぇええぇッ!?」
あたしは仰天して、大声を出してしまった。
「あ、心配しないで?ヒメちゃんの両親にはちゃんと言っておいたからさっ」
そう言ってパチンとウィンクする莉那さん。
そーゆう問題じゃなぁい‼
だってココ琥侑の家なんだよ!?
心情穏やかでいられるワケないでしょー‼‼
「じゃああたしそろそろ行くね」