部活の先輩~私の恋~Ⅱ
名前が呼ばれて一人一人が座っていく。

前に呼ばれて行く生徒。どんどんみんなが卒業していく。

『楠小春!!!』

『はいっ!』返事をする。

私が前にたって校長先生の前にたつと『卒業おめでとう!』そう言って卒業賞状をくださった。

礼をして前を向くと、隼人の姿があった。

私は笑ってステージから降りた。

2年前とは立場が逆になってるんだな。

そう思いながら……。歌うときに泣いてしまった。だって最後だもん。最後になるにつれて、涙が止まらなくなる。後輩からの手紙。部活ごとに次のキャプテンが読んでいくことになっている。テニス部になったとき、私のことを書いてくれていて感動してしまった。

< 33 / 41 >

この作品をシェア

pagetop