GREATEST JADE~翡翠の瞳に守られて~

Fascinating blood

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翌日。

朝のホームルームが終わった途端、瀬里がパタパタと走り寄ってきた。

「藍ちゃん、昨日はごめん!先輩が海外出張に行くから、その仕度を手伝わなきゃならなくなっちゃって……」

「そうだったんだ」

私が一言そう言うと、瀬里がニマニマと笑った。

「帰ってきてビックリしちゃった。一臣君と料理作ったんだって?凄く美味しかったよぉ!一臣君が言ってたけど、藍ちゃんは凄く頭が良いって」

「え?」

一緒に料理を作っただけで、そんなの分かるものなの?

「なんかね、一臣君が使い終わったキッチン道具なんかを絶妙なタイミングで片付けたり、野菜の洗い方やアシスタント的な事が凄く上手いって。そういうのって頭の回転がいい証拠なんだって」
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