小悪魔執事と恋ゲーム
少しの間が空いてから、お父様はニッコリと微笑みながらこう言う。
「実はな、出張中に知り合いと偶然会ったんだ」
「それが……どうかしたの?」
報告と関係があるのかしら?
「まぁーそう早まるんじゃない。 知り合いの神代さんには、穏花と年齢が近い息子さんがいるらしいんだ」
「ふーん……」
なんだ、そんなことか。
年齢が近い息子がいたと言われても、わたしには関係ないことだし、興味なんてこれっぽっちもない。
……それよりも。
窓越しに八乙女と絡み合う視線の方が気になる。