幼馴染はどこまでも俺様過保護

  隼翔の嫉妬


私は半年前男の子を出産した。
名前は未来翔(あすか)
勿論、隼翔が名付けた。

澪ちゃんに親の名前を入れるなんて、ジジ臭いと言われながらも、『俺の子だ!』と言って名付けたのだ。

そんな未来翔は、あまり手がかからない。お陰で私も楽が出来、制作も捗り助かっている。
ただ一点を除いて…

隼翔は出来るだけ早く帰って来て、未来翔をお風呂に入れてくれる。仕事が忙しいのだから、そんなに無理をしなくていいと言っても、未来翔を自分でお風呂に入れたいらしい。

「未来翔、今日はパパ遅いね?」

いつもなら、もう帰って来てる時間だ。仕事が忙しいのだろう。

「きっとお仕事終わらないんだね?今日はママとお風呂に入ろうか?」

お風呂の準備をして、未来翔を抱いてバスルームへ向かおうとした時、隼翔が慌てて帰って来た。

「!?」

吃驚した…

「何やってる!?」

何やってるってお風呂…

「どうしたの?そんなに慌てて」

隼翔の額には汗が滲んでいた。

「どうしたもこうしたも無い!未来翔を風呂に入れる為に急いで帰って来たんだろ!?」

そんなに未来翔とお風呂に入りたかったの?

「あ、でも今日は私が入れるよ?もう服脱いじゃったし」

「ダメだ!」





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