幼馴染はどこまでも俺様過保護
隼翔side

玄関を入ると澪の靴があった。

あれ?今日から撮影で遅いはずじゃなかったか?

リビングに入ると母さんがひとり、澪の載ってる雑誌を見て居た。前までは地方や遅くなる撮影には必ず母さんが付いて行っていた。それは親父や俺が澪を心配してそうした方が良いと言っての事だった。だが、数年前から付いて行かなくなった。血圧の高い親父の体の事を心配しての事だと思う。

「お帰りなさい」

「ただいま。澪、居るの?」

「ええ、撮影の日にちが変更になったんですって。直ぐ食事の用意するわね?」

俺は着替えてくると言って2階に上がった。

トントン!

澪の部屋のドアをノックして、澪の返事を聞いてからドアを開ける。俺は澪を子供だ子供だと思っていた、澪が中学の時ノックもせずにドアを開けたら着替えをしてる所で、思いっきり澪に怒られた事がある。それ以来必ずノックをして返事を聞いてからドアを開けるようにしている。部屋に入ると澪はベットに寝そべり澪もまた自分の載ってる雑誌を見ていた。

「撮影の日にち変更になったんだって?」

「そうなのカメラマンが盲腸で入院だって!いま代わりのカメラマン探してもらってる」

「ゴロゴロしてるなら母さんの話し相手になったらどうだ?最近、忙しくてあまり話す時間ないだろ?」

俺も忙しくてなかなか母さんの話し相手になってない。1ヶ月前、親父が倒れて入院してから母さんも色々心配が絶えないみたいで、親父の事も相談したいだろうけど…悪いと思っているが、俺も親父の居ない間会社を守っていかなきゃならない。






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