隣の部屋にフランス人


「ひいい!やっぱり、王子のこと好きじゃないかも…」

告白なんて、死んでも嫌!そんなリア充みたいなことできない!

「いや、好きでしょ。どうみても」

「い、いや…」

「莉々、王子に彼女ができて、
二人がいちゃいちゃしてもいいの?」

「それは、嫌です!」

「王子が明日、家を出て行ったらどうするの?」

「泣くかも…」

「ほら、好きじゃん、それ」

あぁ…告白…もし両想いになったら
それはそれで嬉しすぎるけど、
普通に考えてごめんなさいになるでしょ!

私みたいなちんちくりんモンスター。


「莉々が告白しないなら、私が代わりに言ってあげる」

「だめ!!」

「莉々、応援してるから!
この小説を読んでいる読者様も、
展開遅いわーってあきれてるから」

「そ、そうなの?」

「うん。さっさと告りなよー、どうせくっ付くんでしょー?
って思われてるよ」

「ええええ!じゃあ、行きます!」

皆様!行きますよ!

王子とデート、行ってやるよ!!


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