歌姫~♂王子と姫♀のLast love~『完』
ー運命の日ー
side、愛



「ー…ただいま。」

ー…明かりの付いているのはリビングの片隅だけ。そこのソファーに座っているのは、私のお母さんだ。

3年前、お父さんが癌で死んでからは、魂が抜けているみたいにただ、何もしないで生きているだけ。

イコール、私たちは生活保護を受けながらの生活。




「ー…コンビニでお弁当買ってきたから食べてね。」

「…。」


返事くらいすればいいのにー…。



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