彼氏様は俺様彼氏♡〜永遠のlove〜
「そうですか。
確かにあんな時間にいたら、思われるかもしれませんね。
あの日はちょっと、色々ありまして」
「色々…?」
やば!いっけない!!
「いいえ、なんでもないです」
そう、誤魔化したんだけど
結局、言わされた。
「へぇー、俺以外に婚約者いたんだ」
「ま、まぁ…ですが、婚約破棄された日に
しかも脅されるかのように、新しい婚約者できましたけどね」
少しだけ、皮肉を言うような言い方をした。
別に間違ってるわけではないし。
「別に俺は、お前を脅してないし
お前の好きにしろと言ったはずだが」
あれを脅してないって、どう思ったら言えるんだよ!!!
「……そうですね」
まぁ、めんどくさいしなんでもいいけど。
「なんだよ、ったく」
戒さんは、ちょっとなんか不機嫌になった気がする。
え?私のせい?
……じゃ、ないよね?
大丈夫、大丈夫。
と、自分に言い聞かせた。