貴方との奇跡
そう。

川野先輩のお友達。

横山先輩が。


「茜ちゃん。ごめんね。大輔いきなり過ぎるよね。」


友達だから、知ってるよね。

川野先輩が告白したの。

「いいえ。こちらこそすみませんでした。にげちゃって。」

「気にしなくて良いから。いきなり告白されても困るよね。」


やっぱり、横山先輩は優しいな。

川野先輩も優しいけど、何か強引な所があるんだよね。

少し見習って欲しい。


「でも、大輔。本気だから。大輔の親友としてお願いします。大輔の事ちゃんと考えて欲しいんだ。」

横山先輩は私に、頭を下げて来た。

「横山先輩が頭下げる事じゃあないです。私がびっくりして逃げただけだから。頭上げて下さい。」

こんな姿周りが見たらびっくりしちゃうでしょう。

「あの。ちゃんと川野先輩と話したいので時間作ってもらって良いですか?川野先輩の連絡先も知らないんです。」


連絡先を知らないって話をしたら横山先輩はびっくりしていた。

横山先輩と連絡先を交換して授業があるからって教室へ行った。


横で一部始終を見ていた楓からから………。


「横山先輩格好いい。彼女いるかな。」


おい。

私の心配より横山先輩の男気に心トキメイていた。
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