ナナクセ探し 中学生編
ファイブ♪♪♪♪♪


中体連は地区大会では優勝したが、その次の大会では一回戦で負けて終わった。
やはり、俺たちより強い奴らはいくらでもいるのだ。

これで中学生活での部活動は終了した。
俺たち3年生は引退だ。

後は受験に向けて勉強しなければならない。



学校も夏休みに入り、課題を片付けたりしながら過ごす。

川野は勉強ははかどっているだろうか、と考えたりしていた。

気にはなっていたが、お互い携帯電話も持っていないので、家に電話してみるのも何だか気まずい。
ほぼ、1ヶ月会うこともなく過ぎて行きそうだった。



暑い日が続いていた。
クーラーの風が苦手なので、涼しいリビンクでは勉強しない。

窓から風が入って来ない今日みたいな日は俺の部屋は蒸し風呂のようで、とても勉強どころではなかった。

気分転換に図書館に行こうと思い、出掛ける。
歩きで15分位の距離がとてつもなく遠く感じる、太陽の照りつけ方だった。
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