上司な同期は激甘サンタ
慌てた声の木崎君にボロボロ泣きながら感情のままに怒る。

「何よ。木崎君のせいじゃない。木崎君のせいで涙が止まらないんだから。」



興奮している私から居場所をなんとか居場所を聞き出した木崎君は、15分後私の前に現れた。


いつもすっきりと着こなしているスーツはすこし乱れ、ネクタイも首元をゆるめている。何より肩で息をしている姿はとても焦っていたことを表していて、いつもの余裕感じられない。


私を見つけた瞬間、はぁーっと安心したように大きく息を吐くと、木崎君はズカズカ近づいてきてホッとしたように笑った。

「大丈夫か?」

ポンポンと頭を撫でながら、そんなに見られたら我慢なんて、強がるなんて出来ない。



額を木崎君の胸に預けて、私はまた泣いた。

「江藤に素直に甘えてもらえるのは嬉しいけどな。泣かせてごめんな。」
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