君の世界から恋が消えた日
絡み合った二人の手から熱がジワリと広がって全身を熱くさせた

私はどうしようもなくドキドキして

「「ゆう」」

そう言おうとした時
小夜ちゃんと重なった

「ゆうを取らないで」

その言葉が頭をよぎり反射的に
水樹君の手を離してしまった
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