君の世界から恋が消えた日
「うん」

「俺は中学の時、家庭暴力受けててさ
家に居場所がなくて
学校の奴らともうまくいかなくて
心が荒んで、俺の人生うまくいかねえ事を
全部他人のせいにしてた」

「トーマが傷だらけだったのって
喧嘩のせいじゃなかったの?
私...気づかなくて...
ごめんなさい...!!」

「いいや、半々だったよ
俺と同じような奴らが
たむろしてるところ見つけて喧嘩してた

俺は自分がやられてた事を他人にする事で
寂しさを埋めてたんだ」

トーマはそう言うと困ったような
笑みを浮かべる

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