今日も明日も君を想う。




今日の1番の不幸者は…と考えると、雄輔君だっただろう。






私は、雪を昨日からよく思っていなかったし。





…でも、彰も可哀想。







本命かもしれない女がいなくなるなんて。





それからは、雄輔君の隣に、私が居た。







だから知ってる。







どうして雄輔君が遊びをするのか。







ー雪と重ねている。ー






そんな事ずっと知ってる。






私じゃ雪の代わりにもならない事も。








私は雄輔君の家政婦みたいな存在だってことも。





みんな、みんな知ってるんだ。







それを、見ないように。







気づかないように。







そっと、気持ちに封をして、今も過ごしているんだ。





△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△






< 71 / 159 >

この作品をシェア

pagetop