溢れるほどの好きを君に


そんなことを考えていると


「もーもっ!」

と急に後ろから肩を叩かれた。


「へっ!!」


と後ろをむくと真希ちゃんとその後ろに将生。



なんだ…びっくりしたぁ



真希ちゃんは私の座っていた後ろの席にすわって急に話しかけてきた。


「桃なんか最近長谷部と仲良くない?」


長谷部くんの会話っ…


仲…いいのかな…?


「そっそうかな…けど、長谷部くんってみんなと仲良いから」


少し自分に言い聞かせるように真希ちゃんに答える。



そうだよ。

長谷部くんはみんなと仲いいから。


私が特別なわけじゃないもん。


だから勘違いしちゃだめだ。

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