ある雪の降る日私は運命の恋をする

楓摩side

担当患者さんの回診も終わり、カルテ整理も終わったのでようやく、買い物に行ける!

こういう休みの日はとても、めずらしい。

俺は、更衣室で白衣から私服に着替えて車で大型ショッピングセンターに来た。

朱鳥の好みは、よくわからないが、朱鳥の持ち物には水色の物が多かったような気がする。

いろんなお店を回って、時計、ローテーブル、椅子、布団、枕、シーツ、コートハンガーなどを買っていく。

いくらなんでも、重すぎたので何回か車に運び込んではまた、買いにきての繰り返しだった。

その後も、食材の買い出しをして、お店を見ていたら服屋さんを見つけた。

朱鳥が、好きそうな服。

朱鳥の好みかどうかはわからないが、前に雑誌でこんなような服を熱心に見ていたような気がする。

少し気恥ずかしかったが、お店に入り服を買った。

お店の人に相談しつつ、白いセーターにチェック柄のスカート、リボンの付いた可愛らしいベレー帽に、タイツ、それと茶色いショートブーツと水色のコートを選んで買った。

最後に鍵のチャームが付いた紐ネックレスがあったので、お揃いで買う事にした。

ようやく買い物が終わったのは13:05

さすがに、これ以上待たせるのは朱鳥に悪いので急いで病院に、戻った。
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