ある雪の降る日私は運命の恋をする
「朱鳥、おはよ」

楓摩の声で目を覚ます。

眠い目を擦って開けると、楓摩の優しい笑顔があった。

「おはよ、楓摩」

私がそう言うと、楓摩はもっと笑顔になって私の頭を撫でてくれた。

「顔色もいいし、元気になったみたいだね。よかった。」

そう言ってから、楓摩はゆっくり体を起こそうとした。

…だけど、上手く力が入らなかったようで、ベッドに倒れ込んでしまった。

「楓摩、大丈夫?」

「ごめん。…まだ、力が入らなくてさ。起こすの手伝ってくれる?」

「うん。わかった。」

楓摩の背中を支えて起こしてあげる。

ベッドの隣にあった車椅子に楓摩を座らせてあげる。

「ありがと、朱鳥。頑張ってリハビリしなきゃだな。早く復帰しなきゃ」

そう言って楓摩はニコッと笑った。

やっとこれから幸せが来る……
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