ヘタレ王子様の裏の顔




すると犬井はニタリ、と笑った。



「ほーら…やっぱり、黒木先輩も俺と同類でしたでしょう?
でも、黒木先輩の場合、わかりやすいんですよ。全部の言動がね」



…はぁ?なに言ってやがんだこいつ。



勝手にペチャクチャ話しやがって。俺をおちょくってんのか。



「だからなんだよ。てめぇに関係ねぇだろ?部外者が、俺達に口をはさむんじゃねーよ」



引っ込んでろ、とは言えなかった。



掴まれている腕に、一層力が加わったから。



思わず、顔を歪めてヤツの顔を見ると、それは怒りに染まった目で俺を見ていた。




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