一度きりのpresent〜あの頃の私はあなたとの未来を信じた

4-3、望の回想

ー眠りにつくと、ほぼ毎日のように見る夢。玲奈を失ってから繰返し、過ごした日々のことや事故により、愛する人を失う悲しみから抜け出せずにいた。


望:....。何度目だろう。玲奈を失ってから毎日のように見る夢。クリスマス過ごせたら違ったかもしれないなと繰返し責め続けてきたせいだろうか?。....、せめて夢の中でもう一度玲奈を抱きしめて、愛してると伝えたい....。


望side


玲奈、俺達は悲しい運命を背負う為に出会ったんじゃないよな?。玲奈がいなくなってから、心にポッカリ穴が開いたみたいに虚しいんだ。俺は、玲奈がいてくれたら何もいらなかった。女々しいかもしれないが、今でも編んでくれたマフラーを毎年巻いてるんだよ。ずっとマフラーを大切にしてきたんだ、玲奈は、見えてるかな?。最高のプレゼントありがとう、本当は直接言いたかった。ごめんな、クリスマス過ごせたら違ったかもしれないな....。最後に言わせてくれ、愛してる玲奈。


ー玲奈は、ときどき見せる悲しげな表情をする望が心配で離れられずにいた。夢の中にあらわれては、もう十分だから苦しまないでと伝えたいのに、話せないから見てることがもどかしくて辛かった....。数ヵ月後に、妹レイラの担任に望がなった。






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