第3者恋

本当はいい人

「もしかして…、春野華奈ちゃん?」

「えーっと、誰…ですか?」


全くもって身に覚えがない。けど、私の名前を知ってるなんて…。


どこかで会ったことがある?

それとも向こうだけが知ってる?


「あ、そうだったね。私は足来 柚希(あしらい ゆずき)。唯斗くんの元カノで、

修斗くんとも元カノ」

「!何のようですか?」

「話しておきたいことがあるの。」


修斗くんの浮気相手がお兄ちゃんと付き合っていた…?!


お兄ちゃんは何も言わなかった。


それに話すことなんて私はないし、話したくない。


分からないことがまた増えた。

どんどん増えていって、いつしか爆破しちゃいそうだよ…。


「悪い話じゃないから…」

「はい。…あ、皆さんは先に帰ってて大丈夫ですよ!」

「「お疲れ様(〜)」」


みんなが先に帰った。

そして、その後、お兄ちゃんに一様メールをしておいた。


「とりあえず近くのカフェにでも行こっか。」

「はい。」
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