第3者恋

本音×本音

「そーいやさ、蒼は勉強会最終日の時、春野ちゃんと何かあったの?」

「は!!?」

「その顔は合ったとみた!」


なんでこうもあっさりと、バレちゃうだろ。


ゆーはエスパーか何か?

読まれすぎだろ、俺。


「恋愛相談乗ってやるけど?」


ニヤッと口角をあげてゆーは聞いてきた。


「じゃあ驚くなよ。春野さんに キスしちゃったんだよ」

「ふ〜ん……、はい?!」

「昔の俺にとっては普通な事だから、俺的には何も悩まないけど…っ!」

「春野ちゃんは、ただでさえ男性恐怖症だからね……。」


そう。

それが問題なのだ。


これが仮に俺の元カノとか、年上だったらあまり気にしない。


それもそれで、俺の感覚がやばいんだけど……。


年下で男性恐怖症の春野さん


かなり酷いことをした気分。
< 126 / 160 >

この作品をシェア

pagetop