届け 〜手紙に乗せた思い〜

「僕、雪ちゃんと別れることにしたから」

「はぁ?何でよ!?」

「雪ちゃんを不幸にするくらいなら、僕は幸せにしたい。僕と付き合うことで雪ちゃんは笑わないから」


じゃあ私は玲くんを不幸にしてるの?

記憶を塗り替えて、それでも玲くんはあの女を目で追っている。


私なんて見向きもしない。

けど…ずっと高校生からそうしてきたの。

今更…思い出してなんになるの!?

「君が何を知っていて何を企んでわいるかは分からない。けど、それは部長たちのことだで間違っていることだとしたら辞めた方がいい?」


「…に……てる……け」

「え?」
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