【完】マンガみたいな恋をしよう
すると舜くんはなにか意を決したように口を開いた。
「杏理、今日誰といた?」
「え…ひろ、だけど、それがどうしたの?」
「違う。今日男といたでしょ」
男…?
しばらく考えた後、私は午前中のことを思い出した。
「あぁっ!泉のこと?」
私がそう言うと、舜くんはあからさまに嫌そうな顔をして、
グイッ、と私の腕を引き、強引に唇を合わせた。
いつもとは違う、荒々しいキスに戸惑う。
なかなか離れない唇がようやく離れると、舜くんは切なそうに私を見つめた。