カモフラージュ

涙を拭きながら笑っている2人。


「美月、何?」


「千尋ってさぁ、時々おばちゃん入るよね?

 今時お茶って?

 もっとさぁ、ドライブとか、映画とか

 普通にランチとか、色々あるでしょ?」


「ああ、そうかぁ?ハハ」


ちょっと恥ずかしくなった。


「まあ、それだけ千尋が素直って事で?!

          俺はお茶でも良いけど・・・」


「嘘!思いっきり笑ったくせにー!!!」


ワザとふて腐れた言い方をして


ワッキーの腕を叩いた。


アハハ!


「ごめん、ごめん」



< あの~いきなりですいませんけど

   今度、ドライブにでも行きませんか? >


打ったメールを見せると、2人が頷いた。


また、速攻返事が来た。


< 良いよ! 

     休みはいつ?俺は水曜日だけど >


彼はサービス業だから、平日が休みらしい。




< 135 / 325 >

この作品をシェア

pagetop