L'eau, je suis important...







「よし!
かんせぇーい!!!!」




山本がイエーイと、両手を前に突き出してきた。




「??
いえーい?」



おずおずと手を重ねるように近づけると、強めの力で、ハイタッチをされた。




「髙野くん。
今日まで、ずっと手伝ってくれてありがとう!」



そう言うと山本は、ニコッと笑った。



「俺の仕事だから当然だろ?
山本が一人でやっていたらいつか絶対倒れていたからな。」



俺も口元に笑顔を作った。



「体育祭、絶対優勝しようね!!
応援も!種目も!リレーも!!」




「おう!そうだな!
頑張ろうな!」




お互いの言葉で士気を上げつつ、
互いに感謝を込めて、握手をした。








一緒にやってきたこの3日間―…。




絶対優勝をもぎ取る!






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