その灯火が消えるまで
結局。
幹歩は救急車で運ばれて。
残された俺たちは試合に破れた。
「ごめん。俺が幹歩突き飛ばしたから……」
幹歩の病院にみんなで向かう途中。
俺は仲間に謝った。
「いいよ。むしろ、幹歩止めてくれてよかったよ」
みんなは、優しい返事をくれた。
病室を開けると、幹歩は、松葉杖で座っていた。
「幹歩!大丈夫か?」
一人が声を掛けると。
「…………膝、故障した」
ポツリと、幹歩は言った。