その灯火が消えるまで






「 ! 」







ぶわあっ、と。




たくさんの光が、夜の空に舞っていた。






「すごいでしょ?」


「……これは……」





「蛍!」


結灯は、にっこりと笑ってこちらを向く。



さっきまでより、はっきりと顔が見えた。

目が、きらきらしている。




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