その灯火が消えるまで


「そういうこと。

お前は大人しくゆうちゃんに付きまとうのやめて反対方向へ帰れっつーの!」


「反対方向は俺んちの反対方向なんで無理です。

あと俺は付きまとってる訳じゃありません」

「いいじゃんー。3人で仲良く帰ろーよー」





こんな風に、俺たちは3人で帰っていた。



冬休みに入って、雪が少し降った。




結灯たち梶原家は祖父母の家に行くらしく冬休みは全くいないらしい。


俺は翼や、他の友達とまあまあ遊んで、
かなり勉強して。

初雪に喜ぶ蛍太郎と散歩して。




冬休みが明けて、

1月に最初のテストでまた負けて。





あの2月がやって来た。









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