その灯火が消えるまで





ガラッ!




ドアが、勢いよくスライドされた音。


病院の人や両親、灯理、はるちゃんなら、
私を気遣って、こんな開け方しない。






「…………………う、そ」









「見つけた」






端正な顔に笑みを浮かべて。




「結灯」






私の大好きな声で、私の名前を呼んだ。







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