その灯火が消えるまで
5
「「うおおおおおおおおっ!」」
「川だっ!」
「肉だっ!」
「「バーベキューだぁあっ!!」」
「はい、バカ二人うるさーい」
夏休みが始まって一週間。
俺たち2年8組一同は、学校から歩いて30分の大きい川原に、バーベキューに来た。
早速騒ぎだした結灯と翼のバカ二人に突っ込む瑠衣。
「やべーっ!超晴れてるじゃん」
「うちらやっぱ、日頃の行いいいからな~」
「そこ杭打って打って!」
バカ二人(←決定)はともかく、クラスのやつらも結構浮き足立っていた。