純情シンデレラ
うちの最寄り駅である柳谷(りゅうこく)からローカル線に乗り、途中、特急列車に乗り継いで約2時間半。
山の中のトンネルを抜けた先は、緑豊かな景色が広がった。
その後すぐに、牛が草を食んでいるような、のどかで牧歌的な風景が現れる。涼里高原だ。
涼里(すずさと)という地名は、まだ「昭和」の元号が使われていないくらい昔、「すずのさと」と呼ばれていたそうだ。
それが時を経て、いつの間にか「すずさと」と呼ばれるようになり、今から27年前の昭和35年、涼里が村から町になった時には、「すずさと」という呼び名が、すっかり定着していた。
そして涼里には、雄大な山と高原という自然がある。
そこに自然の景観を損ねないような、美しく整然とした街並みを計画的に作り出すことで、特に若い女性に人気のある日本国内有数の観光地になった。
涼里には、乱立まではいかないけれどペンションが多いのも、その理由の一つだ。
若い女性が一人でふらりとやって来ても、安心して泊まれるような場所と治安の良さが、ここには根強くある。
ここにペンションを建てると決めた伯父さん夫婦は、先見の明があったと思う。
山の中のトンネルを抜けた先は、緑豊かな景色が広がった。
その後すぐに、牛が草を食んでいるような、のどかで牧歌的な風景が現れる。涼里高原だ。
涼里(すずさと)という地名は、まだ「昭和」の元号が使われていないくらい昔、「すずのさと」と呼ばれていたそうだ。
それが時を経て、いつの間にか「すずさと」と呼ばれるようになり、今から27年前の昭和35年、涼里が村から町になった時には、「すずさと」という呼び名が、すっかり定着していた。
そして涼里には、雄大な山と高原という自然がある。
そこに自然の景観を損ねないような、美しく整然とした街並みを計画的に作り出すことで、特に若い女性に人気のある日本国内有数の観光地になった。
涼里には、乱立まではいかないけれどペンションが多いのも、その理由の一つだ。
若い女性が一人でふらりとやって来ても、安心して泊まれるような場所と治安の良さが、ここには根強くある。
ここにペンションを建てると決めた伯父さん夫婦は、先見の明があったと思う。