純情シンデレラ
それに・・・たとえいわれのない言いがかりをつけられても、姫路さんにはどこか、憎めない部分がある。
それは「友だちとして好き」と同じ意味ではなくて、むしろ「だから嫌いじゃない」という表現の方が合ってる気がする。

そんなことを色々と考えつつ、結局のところ、一人より、何人かでお見舞いに行った方が心強いんだと結論づけた私は、素子さんと宇都宮さんを誘ってみた。
けれど・・・。

「う~ん。やっぱ私はパスするわ」
「え?どうして」
「だって、ご令嬢のことは知ってるけど、実際のところは全然仲良くないんだし」

素子さんの意見に同意をするように2・3度頷いた宇都宮さんは、「義理を果たすためにわざわざ見舞いに行くことはないって。たぶんすぐ退院するよ」と言い添えた。

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