純情シンデレラ
「わ、わたし、こんな・・だから。結婚なんてしないって・・。こんな私を、もらってくれる人なんて、いるわけないってずっと・・・思ってたから・・・」
「“こんな私”と言うけどな、俺は君の素晴らしいところも、君の傷跡もひっくるめた全てが好きなんだよ。恵子。君の強さも、君が併せ持つ弱さも、全てが愛おしい。俺は女性に対して、初めてそんな風に思ったんだ。それに俺たちは、価値観や大事にしたいと思う事、幸せを感じる元のようなものが似ている。だから君と結婚したい。結婚して、俺たちのこれからの人生を二人で築いていくことで、俺たちはより幸せになれると思うんだ。子どもはいなくても、俺は別に構わないが、君が子育てをしたいと望むなら、養子をもらうことも考えようじゃないか」
「もうそんな先のことまで考えてるんですか!」

いつの間にか泣き止んだ私は、今度は驚きながら、松本さんに聞いた。
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