私、実は…。

ウェイティングソング。

美和子は、恋人の存在を待ち焦がれていた。

恋人・佐々木は、一寸法師なみに、小さくなっていた。

美和子『襲いなぁ、、佐々木くん、、』

佐々木『オーーい、美和ちゃん、俺っちは、ここだよぉー!』

佐々木『小声過ぎて、聴こえないか~、まいったな。。』

ビュー~!(北風)

佐々木『うっひゃ。吹き飛ばされそ!』

彼女は、巻いている大きめのマフラーに、口元をうずめた。アザス☆

美和子『ダンスの練習でもしてっか!』

佐々木『いや、何でだよ!』

ダンスダンスダンス~♪

ステップステップステップ~♪

踏み潰されそうになる、佐々木。

佐々木『どわ、美和ちゃん‼やめてっ、ンナやめてってば‼』

逃げ惑う、佐々木。

踊ってるようでもあり…。

佐々木『クソ~!せ、せっかくのクスリマス、まちがった、クスリマス、まちがった、クリスマスを、、うっひゃ~!ステップ、ステップ!』


(こんなことなら、魔法使いに、サプライズなんて、お願いするンじゃなかったぜ‼)

ヒュン!

魔法使いが、ほうきで、街の空を駆けた。。

家々には、灯がともり、ティキンの匂い、、。

雪が多少ちらついて、彼女の頭をうっすら雪化粧しても、彼女は、躍り続けました。

ゆっくり、ゆっくり、とね…。



おわり
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