【完】最後の恋
お酒をついで
『それでは、頂きます』
アキの一人の晩餐が始まった
『お酒美味しい!
料理も結構美味しい!
一志、たくさん食べてよ
全部、一志の好物なんだから』
と独り言?嫌、一人芝居?
人に見られたら、頭がおかしくなったと思われる光景だが、
アキは至って正常です
ただ、思い出に浸っているだけなのです
『一志、どう?美味しい?』
「アキの作る料理は最高に旨いよ」
『ほんとぉー!良かったぁー!』
寂しすぎる…
悲しすぎる…
心の奥でこんな声が聞こえていた…
それでも、アキは一人で思い出に浸り続けた…
涙を流しながら…