【完】最後の恋
変化…
目の前に立っているのは古田だった
『古田さん…』
「今まで仕事だった訳じゃないよな」
いきなりの現れた古田に、アキは動揺を隠せない
『古田さん…、あっ…、あの…、今日はごめんなさい』
アキは頭を下げた
「今、一緒に居たのは課長だよな
何でこんな時間まで一緒なんだ」
『あっ…、課長に打ち合わせに同席する様に言われたの
だから、今日は行けなくなっちゃって…』
古田はアキを睨みつけていた
「何でこんな時間まで一緒に居るんだって聞いてるんだ」
いつも、優しくて、冷静で、感情を出す人ではなかった古田が怒鳴っていた
今までこんな古田は見たことがなかった…
こんなに冷たい目をした古田を…