【完】最後の恋
古田の怒りが収まらない
「そうだよ
今までの俺は、本当の俺じゃない
アキに嫌われたくないから…
アキと一緒に居たいから…
だから俺は…」
アキは何も言わず歩き出した。
「アキッ…」
アキは立ち止まる…
『古田さん…、 ごめんなさい…』
そのまま、部屋に戻って行った。
部屋に入り、玄関で座り込んだ。
『古田さん…
私は古田さんの何を見て来たんだろう…
ずっと、古田さんに辛い思いをさせてたなんて…
ずっと、古田さんを傷つけてたなんて…
私は… 気づかなかった』
頬に涙が流れた…