もう一度恋して


「あたし仕事辞めてここへ帰ろうかな?」


「どーしたの?
別れたから顔が合わせずらいの?」


「ううん それはないけど
あのね あたし赤ちゃんが出来たんだ」


母は飲んでたお茶を吹いた。


それからはいつも
穏やかな母とは違って
怒ってばかりだった 。


『産んでどうするの?』
『父親のいない子にする気?』
『相手に会わせなさい』


あたしが返事をする間なく言われ放題
そこに運悪く父が帰ってきた。


父は『おろせ』の一点張り
あたしの話なんて聞いてはくれない。



< 102 / 198 >

この作品をシェア

pagetop