訪問者数１万人突破記念！①最後の恋愛 番外 高校生大麦編

そんでなし崩しにカラオケに連行。

はっきり言って初対面に近い俺たちをそんな気軽によく誘えたもんだと思った。

こっちは噂にはきいてたけど・・・

向こうは俺たちの事なんか知らなかったに違いないのに。

まぁ、俺も浩輔も顔と身体には１３歳なりに自信を持ってたんだけどさ。

カラオケって言っても、そこはまぁ・・・

なんというか

思ったとおりの展開になったというか

俺が１曲歌ってる間に

もう浩輔は、名前も覚えてない先輩とおっぱじめていた。

１３歳だけど

もちろん、そういうことに興味はある。

っていうか、興味はあったし、連行された時点で期待もしてたわけだけど

え、まさかここで？

ってのが、一番最初に思ったことだった。

俺がマイクを置くまでの間に、林先輩は俺の膝なんかに手を置いて

俺のことをじっと潤んだ瞳で見つめてた。

正直、俺もここで・・・

やっちゃうのか、と期待はどんどん胸の中で膨らんでいた。