お姫サマの暴走
お姫サマの暴走
「ふぁああああああ」


オレは窓辺に立って大きく伸びをする。

もうすっかり秋を感じさせる心地よい風が入り込んでくる。


白く輝く太陽の光に思わず目を細めた。

徹夜明けの朝日って、なんでこんなに眩しいんだろう……。



只今午前7時を回ったところ。

世間では朝の準備で忙しい時間帯。


だけど、オレはこれから睡眠をとらせてもらいます。


というのも、午後に提出しなければならないレポートをたった今仕上げたばかりなのだ。


「マジ、完徹久しぶりかも……」


午後の講義が始まる時間から逆算する。


えーと……とりあえず3時間は眠れそうだな。


そう思ってもそもそとベッドにもぐりこむ。




まぶたを閉じた瞬間……

あ……すぐ落ちそうだ……なんて思った。

ハイ……おやすみなさい……。




意識を失いかけた、その時。
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