伝説の華
紘「それと今から50m走の記録測るから、全員着替えてグラウンドに集合な」

『はい!』

久しぶりに本気で走ろうかな〜。

愛「本気で走るよね?」

空「うん」

蒼「ゆめとって速いの?」

空「そこそこじゃない?」

海「何言ってんだよ!速すぎるだろうが!」

空「そうか?」

そんなに?

普通だと思うんだけどな。

悠「ゆめとより速い人は見たことないな」

奏「れんもかなり速いぞ?」

空「ねぇ、グラウンドに早く行かないと」

玲「ゆめとのほう速いと思うけど」

怜「なら、ゆめとと俺どっちが速いか競走しないか?」

誰も聞いてないし。

詩「別にいいんじゃないの?
どうせ勝つのはゆめとだし」

遼「あぁ。そうだな」

なんか勝手に話が進んでるんだけど。

しおんも挑発しないでよ。

あたしそんなに速くないかられんに負けると思うんだけど。

しかも負けた方は罰ゲームとか言ってるし。

ハァー。

まともな人いないかな?

朔「それより早くしないと紘先生に怒られるけど」

愛「そうだよ!
さっきからゆめと言ってるよね?」

『あ、』

馬鹿な言い合いに参加してなかったのは、さくとあさだけじゃん。

こうちゃんに怒られそうになったらりょうたちのこと言おう。

だって遅くなったのこっちのせいじゃないし。




紘「どうしておくれた?」

空「りょうたちがくだらない言い合いをしてたからでーす」

紘「その言い合いとは何だ?」

空「俺とれんが50m走のタイムどっちが速いかでーす」

紘「まぁいい。早く並べ」

『はい』
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