恋彼〜NAMIDA〜
第8章 退院

愛side




次の日、いつも通りにみんなで学校に行った。



学校に着いてみんなで喋っていた。


秀「あっ、そー言えば。陵、学校辞めねーってさ。」


ほんと!?


京「まじ!?」


秀「あぁ。昨日夜に電話来てさ。辞めないって。」


友梨「まじよかったねっ。」


京「そーだなっ。愛が一番安心してんじゃねーの?(笑)」


そー言ってみんなはあたしの顔を見てニヤニヤした。

愛「なによ…。」


秀「愛ってさぁ、分かりやすいよな。」


…なにがよ。
みんなしてニヤニヤしてるし………。


愛「なにが…?」


秀「陵の事、好きだろ?」




……えぇ!?



愛「何で気づいたの!?」


京「いやいや、見てたら分かるし。陵と話すと顔が輝いてるから。しかも、昨日陵の事、聞いた瞬間に教室飛び出すとか分かりやすいから。」



…あたしったら。
自分で言ってるし………。(泣)



秀「気づいてないのは、陵くらいだよ。」


…恥っ。



勝「陵は鈍感だからストレートに言った方がいい。」


愛「だよね………。」



でもね?
陵の事好きでも梓の事が頭から離れないの…


誰も梓の話はしないし。


あの日の状況から何かあったのは見てすぐ分かったけど、何があったかなんて分かんない………。




何で梓は死んだのか。



それが知りたくてしょーがないんだ。



梓の死は絶対にみんなに関係してるから。








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