恋彼〜NAMIDA〜
第14章 X'mas

陵side




―――――――…12月上旬

愛に告られてからしばらくたった。

愛には、あれからずっと避けられてる。

今は、らいと達が俺の部屋に何故か集まっている。



さっき寝てたらいきなり入ってきた。


俺がベットに座って、秀とらいとと京がベットの前に座って、勝が椅子に座っている。


陵「何だよ、急に。」


秀「何だよじゃねーよ。いつになったら言うんだよ。」


はぁ?


陵「何が?」


秀「愛の事だよ。」


愛?


らいと「学園祭の日、愛が男に触られたの見て、いらつちゃったでしょー?」


うっ。


秀「そーなんだろー?」


陵「別に。」


秀「ま、陵は自分で気づくだろーから、俺達は何も言わないでおく。だから、早く結論だせよー。」



はいはい。


じゃあーなーと言って、秀と京と勝が部屋を出ていった。



陵「で、何でお前は残ってるわけ?」


らいと「えへ。」


陵「きもい。」


らいと「陵さぁ、愛の事好きでしょ?」



…………。



らいと「だけど、梓の事も好き。だから、迷ってるんだろ?」


…………っ。


らいと「なんとか言え。」

陵「そーだよ。お前の言った通りだよ。」


俺は、愛を好きになった。だけど、梓も好きだ。
今もこれからもずっと。


もし、俺から告っても俺に想ってるやつが2人もいたら普通告られても嫌だろ?





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