私のご主人様

「何?食べさせてほしい?膝に抱っこしてあーんしてあげようか?」

え、なんですかその羞恥プレイは!!この前は散々怒られただけなのにっ!

奏多さんは本気なのか、自分の膝を叩いて乗れと言わんばかりの笑顔を見せてくる。もちろん背後には黒い気配が全開になってるけど。

もちろんお断りです。首を横にブンブン振る。

ワー、オナカスイタ。ハヤクタベヨー。

遊んでいた手をちゃんと動かして、食べる。

奏多さんが偉い偉いと頭を撫でてくれるけど、嬉しくなんかないもんねっ!

とにかく食べようとスプーンを動かし続けた。
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