密恋(ミツコイ)「イケメンIT社長と、エレベーターの密室で恋をして」
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食べ終わると、彼は早々と車に戻って、
「もうマンションに帰らないか?」
すぐにも帰るつもりな様子で、ハンドルを握った。
「もう……ですか?」
まだ食事をしただけで、そんなにドライブもしていないのにと思う。
「肉を食ったら、ワインが飲みたくなったんだよ」
「ワインを?」
「ああ」と、頷いて、
「部屋にストックがあるから。……おまえも、飲むだろ?」
その問いはどう返しても、選択肢はもう決まっている気がした。
「うん……それで、いいです」
答えると、さっきからずっと彼のペースに振り回されっぱなしだけれど、
その即断即決な俺様っぷりに翻弄されるのも、なぜだか楽しくもなってくるみたいだった──。